コロナの規制が徐々に解除されてきており、海外旅行へも行けるようになりました。
しかしまだまだコロナ前と比べると、細かな入国ルールが存在しており、そのルールは各国で異なります。
本記事では、2023年1月現在のアメリカへ入国するために必要なことをまとめました。
アメリカへ出張や旅行の予定のある方、是非参考にしてみてください。
現在の規制状況
現在、アメリカはビジネス&観光の目的を問わず、海外からの渡航を許可しています。2022年6月12日より、アメリカへの出発前1日以内に受けた検査の陰性証明書の提示は不要となっています。
アメリカ入国後に関しても、隔離等の規制はなく、入国と同時に自由に移動することができます。
マスクの着用に関しては、マスク着用の義務は2022年4月18日に解除されています。しかしワクチン接種の有無にかかわらず、感染レベルが高い地域においては、公共の屋内環境においてマスクを着用することが推奨されています。
- 公共交通機関(例:航空機、船、フェーリー、電車、地下 鉄、バス、タクシー、ライドシェア)
- 交通ハブ(例:空港、バス/フェリー・ターミナル、電車/地下鉄 駅、海港、入国港)
渡航に必要な手続き
今回紹介するのは、アメリカへの短期(90日以内)の出張や旅行を対象とした手続き内容です。
アメリカへ渡航するためには、最低限以下4つの書類を揃える必要があります。
- パスポート
- コロナウイルスのワクチン接種(2回接種)証明書
- ESTAの証明書
- 航空会社へ提出する宣誓書
それではひとつひとつ見ていきましょう。
パスポート
海外渡航なのでパスポートは必ず必要ですね。
パスポートの残存期間は、日本国籍保有者の場合、帰国するまで有効のパスポートがあれば問題ありません。
ただし残存期間がぎりぎりであると、入国審査で詳細の予定を聞かれる場合があるので、ある程度残存期間のあるパスポートを用意した方が無難です。
90日以上なければいけないというわけではないですが、90日以上残存期間があるパスポートを用意できれば安心です。
ワクチン接種証明書
米国市民、米国永住者及び移民ビザ所持者を除くすべての米国への渡航者は、米国行きの飛行機に搭乗する前に、COVID-19ワクチン接種を完了した証明を提出することが必要となります。
ただし、以下の場合は例外となり義務対象外となっています。
- 18歳未満の子供
- 医学的にワクチンの接種が不可能な方
- 緊急の渡航者で、適時にワクチン接種を受けることができない
ワクチン接種の完了条件は以下になります。
ワクチン接種証明書については、書面(市役所あるいはコンビニでの交付)か日本政府が公式に提供している新型コロナワクチン接種証明書を取得できるアプリ、で取得が可能です。
個人的には、アプリでの取得が非常に簡単なのでおすすめです。
参考:在日米国大使館と領事館
ESTA
ESTAとは、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization)のっ略で、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されています。
日本国籍の方の場合、観光や短期のビジネスを目的としてアメリカへ渡航される際はビザの取得は必要ありませんが、ESTA(エスタ)申請および承認は必須となります。
事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機等への搭乗や米国への入国を拒否されてしまうので注意が必要です。
申請料は一人当たり21ドルです。申請代行を行っている業者もありますが、手数料が発生するので、個人でできる方は自分で申請するのがおすすめです。
以下は米国大使館公式のESTA申請解説ビデオです。
基本アメリカへの渡航が決定したらすぐに申請することを強くお勧めします。実質的には、少なくとも渡米日の72時間以上前にESTAの申請をすれば間に合うとのことです。
宣誓書
アメリカ行きの飛行機に搭乗する前、日本で航空会社に提出する宣誓書にサインをする必要が有ります。
2歳以上の非米国市民・非米国移民・非永住者の方は「有効なワクチンを完全接種したこと」または「ワクチン接種をしていない正当な理由」の宣誓を宣誓書にて行います。
まとめ
本記事では、アメリカへ短期(90日以内)で渡航する方向けに、必要な書類をまとめました。
観光目的・商用目的どちらも以下の4点の書類がかならず必要になります。
- パスポート
- コロナウイルスのワクチン接種(2回接種)証明書
- ESTAの証明書
- 航空会社へ提出する宣誓書
以前と比べて自由に海外旅行へ行けるようになってきました。しかし、まだまだコロナの影響が残っていて、コロナ前と比べると必要な手続きも多いのが現状です。
準備をしっかりして、安心して旅行に行けるようにしましょう。