日本は各地でたくさんのお祭りがあるお祭り大国です。今回は福岡県のお祭り「博多どんたく」について調べてみました!
日本では、青森県の「ねぶた祭り」、都八坂神社で行なわれる「祇園祭」、大阪天満宮で行なわれる「天神祭」、東京神田神社で行われる「神田祭」など古い歴史をもったお祭りが日本各地で開催されています。
福岡県では、博多どんたく港まつり(はかたどんたくみなとまつり)が、毎年5月3日から5日にかけて、福岡県福岡市博多区で開催されています。
博多どんたくとも呼ばれ、博多の春の風物詩として親しまれています。また、夏の「博多祇園山笠」、そして秋の「放生会」と合わせて、「博多三大祭」の一つとして知られています。
博多どんたく概要
毎年5月2日の前夜祭と合わせて、5月3・4日の3日間、老若男女が思い思いの仮装でシャモジを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台、広場で踊りを披露します。
屋台が集まり、福岡の特産品やグルメを楽しむこともでき、最終日には、大名行列や花火大会が開催され、町中がどんたく一色となり、多くの人々でにぎわいます。
参加どんたく隊のべ約650団体、出場者約3万3千人、見物客約200万人という大規模なお祭りで、春のゴールデンウィーク期間中、日本で一番の祭りといわれています。
開催場所
博多どんたく港まつりは、福岡県福岡市博多区の博多港周辺で開催されます。
主な開催場所は、博多港(博多ふ頭)、中央埠頭、祇園町筥崎宮前、福岡市博多区民会館前など。
以下地図は博多どんたくの公式サイトより抜粋したものですが、福岡市内博多駅を中心に広範囲でイベントが開催されていることが特徴です。
博多どんたく公式ウェブサイトより抜粋
開催スケジュール
開催期間は、5月3日から5月5日までの3日間。
初日の3日は「前夜祭」が予定されており、翌日からの祭り本番を控え、「博多どんたく」の開催を祝います。
4日と5日が祭り本番となり、パレードや演舞台などさまざまなイベントが企画されいてます。
以下は代表的なイベントの一例になります。
イベント名 | 日にち | 時間 |
前夜祭 | 5月2日 | 17時00分から20時30分 |
とくとく広場プログラム | 5月3日 | 13時05分から19時00分 |
マーチングフェスティバル | 5月4日 | 15時30分から17時20分 |
博多松囃子 | 5月3日・5月4日 | 9時00分から17時00分 |
博多どんたく歴史
『博多どんたく港まつり』のルーツは、なんと今からおよそ840年前の治承3年(1179年)と言われています。当時の伝統的な民俗行事『博多松囃子』が起源となっています。
筑前の領主である戦国時代の武将、「小早川秀秋」の時代から、明治時代まで、さまざまな時代で親しまれてきた行事です。
現在の「博多ぞんたく」と呼ばれるようになったのは、明治12年。オランダ語のZondag(ゾンターク、休日の意)がその語源と言われています。
昭和37年には、「どんたく」は、市民総参加の『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』となり、参加どんたく隊のべ約650団体、出場者約3万3千人、見物客約200万人、春のゴールデンウィーク期間中、日本で一番の祭りといわれるようになっています。
博多どんたくの魅力
豪華な衣装と踊り
博多どんたくでは、博多の伝統的な衣装を着た人々が太鼓や笛の音に合わせて踊りを披露します。豪華な衣装や迫力ある踊りは、見る人を魅了し、博多の伝統文化を感じることができます。
屋台のグルメ
屋台と言えば博多! 多数の屋台が集まり、福岡の特産品やグルメを楽しむことができます。博多ラーメンや明太子などの福岡の名物料理をはじめ、お酒やデザートなども楽しめます。
大名行列
博多どんたく最終日には、福岡市内を練り歩く大名行列が行われます。豪華絢爛な町人文化の面影を残す、大名や姫君に扮した人々が、見物客に歓声を浴びながら華麗なパレードを行います。
花火大会
お祭りの締めくくりといえば、やはり花火!博多どんたく最終日でも、福岡市内の河川敷で花火大会が開催されます。美しい花火をバックに、夜空に色鮮やかな光が舞い上がる様子は、祭りの締めくくりとして、多くの人々を魅了しています。
まとめ
今回は、ゴールデンウイークのお祭りの中で特に有名な「博多どんたく港まつり」についてまとめてみました。
毎年5月2日から計3日間、伝統的な衣装に変装した人々が町を練り歩き、パレードや舞台で踊りを披露します。この祭りの参加者人数は約200万人と言われ、日本の大規模なお祭りの一つとして知られています。
「豪華な衣装や踊り」「博多の屋台とグルメ」「大名行列」「花火大会」といった魅力がたくさんあるお祭りで、機会があれが一度は参加してみたいお祭りです。